書籍の要約

資本家になって2,000万円問題を乗り切る方法を解説

人生100年時代になるようだ。
60歳で定年、65歳まで給与7割で嘱託になったとしても残り35年、人的資本を放棄して(放棄させられて)人生を全うできるのか。
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世の中には4種の働き方がある。
金持ち父さん貧乏父さんで紹介された、キャッシュフロークワドラント(ESBI)という考え方。

ESBIそれぞれの特徴

E:従業員(employee)

自分の時間を対価として収入を得ているので、自由な時間が少ない。
自分の労働力を対価として収入を得ているので、収入に限界がある。
人生の主導権は自分ではなく、会社にある。

S:自営業者(self employee)

自分の時間を対価として収入を得ているので、自由な時間が少ない。
自分の労働力を対価として収入を得ているので、収入に限界がある。
人生の主導権は自分にある。

B:ビジネスオーナー(business owner)

権利収入を得ることができる。
自由な時間がある。
人生の主導権は自分にある。

I:投資家(investor)

権利収入を得ることができる。
自由な時間がある。
人生の主導権は自分にある。

また、この4種は労働収入型と、権利収入型の2つに分けられる。

E(従業員)とS(自営業者)は自分が働くことでのみ収入を得ることができる。
B(ビジネスオーナー)とI(投資家)は、事業という「箱」を持つことで自分以外の力で収入を得ることができる。

『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』三戸政和著(株式会社講談社)

本書では、人生100年時代を迎えるにあたって、従業員の身分では、人生心許無いし、富裕層の仲間入りなんて無理だと述べている。
しかし中小企業が、後継者不足の「大廃業時代」になる今、キャリアを生かして資本家になる大チャンスだと書いています。

こちら側の人間と、あちら側の人間

ビジネスマンには大きく2つのタイプしか存在しません。



朝の満員の通勤電車に乗り、夜遅くまで働くなど、時間を切り売りしながら給与を得ている「こちら側の人間(雇われサラリーマン)」
自由に休みが取れ、好きなことを好きなようにやっていても、お金がお金を生む「あちら側の人間(資本家)」

フォーブスジャパンが発表した「日本長者番付50」(2017年)
資産家トップ3に出てくる社長は、ソフトバンク孫正義、ユニクロ柳井正、サントリー佐治信忠さんです。

20位までのリストを見ると、日本のトップ企業がずらりと並んでいるという感じではありません。
日本の時価総額ランキング上位10社のうち、長者番付50にランクインしているのは、ソフトバンクとキーエンスの2社のみです。

トップ20人の共通点は、創業者、または創業家の家柄であり社員から出世して社長に上り詰めたり、外部から招聘されたりした社長は、たとえ時価総額が巨大な会社の社長であっても長者番付に入ってくることはまずありません。

この違いは、個人の優秀さの差でも、社長を務めた企業の時価総額の差でもありません。

会社という「箱」を持っているオーナー社長なのか否かに行き着きます。

上場企業のサラリーマン社長では、せいぜい数千万円から数億円の役員報酬をもらうだけで精一杯。
オーナー社長は、役員報酬に加えて、保有株式の配当収入と、その株自体の資産価値が自分に帰属し、巨額の資産形成が可能になります。

ちなみに2021年版のフォーブスジャパン長者番付トップ10の顔ぶれは変わっていない。
そして今年初めて50位の資産額が、10億ドルを超えた!

富裕層になる、資産家になる

自分の好きな世界でひとかどの人物になり、一生涯を通じて満足できる。
自分のやりたい事業を実現して成功する。

人生を最後まで謳歌して死んでいけるというような人は、ほんの一握り。
特別な才能や財産に恵まれた人に限られるでしょう。

そうではない「普通」の人たちが、より自分の思い通りに行きやすくなり、かつ、そこまで大きなリスクを取らずに済むもう一つの方法として「会社を買う」という戦略を提案したいのです。

会社を買って資本家になろう

最初から資本家になるというイメージを持って働くのと、それを持たずに人に使われて一生を終えるのとでは、同じように働いていても、得られる生涯収入は指数関数的に変わってきます。

サラリーマンの生涯収入は、かつて3億円くらいと言われてました。
しかし、最近では、年齢を重ねても一律に給与が増えるわけではありません。
その結果、生涯収入は2億円ほどともいわれるように減ってきています。

一方、従業員300人以下の中小企業の社長は、年収が3,000万円程度と言われています。
労働の対価だけ見ても、中小企業で社長を7年もやればサラリーマンの生涯収入を超えることができます。

オーナー社長になると、交際費等、裁量を持つことができ、これは経費なので非課税です。
このインパクトは絶大なものとなります。また確定申告等で税金対策も可能になるなど優遇措置が存在します。

日本の社会では、「会社を買う」いわゆる個人M&Aという概念はあまりありませんでした。
本書では、会社を買うということが、そんなに難しくないこと、そして普通のサラリーマンが純資産5億円を築くということがあながち夢物語ではないことを解説しています。



まずは手に取り、読んでみて、一度自分のライフプランについて考えてみましょう!


ABOUT ME
とおる
人生のいろいろな事情を経験してきた50代。 社会に出て、最初の20年はとにかくお金に無頓着。なぜ自分がこんなことになっているのかすらわからない状態。その後約10年、生命保険代理店で法人担当の仕事を週7日で勤務。多くの経営者と接するうちに、失敗の原因が見えてきて、ビジネス書を読み漁るようになる。時々、政治や歴史書を織り交ぜながら。