書籍の要約

資本主義はお金がすべて この世界のルールを理解すること

金持ちフリーランス貧乏サラリーマン
やまもとりゅうけん氏著

要約

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サラリーマンは「最も理不尽な業務形態」

サラリーマンは、入社さえしてしまえば安泰です。
労働基準法で雇用が保障されているので、犯罪さえ起こさなければ簡単に首にはされません。

では、経営者はその対応策はどのようにしているのか。
使えない社員を雇い続ける金銭的リスクは、従業員の平均的な給与水準を下げることでヘッジしています。

仕事のできる中堅サラリーマンこそが最も損

サラリーマンのメリットとはなにか

何と言っても会社の看板をフルに使えることです。これだけで信用を得ることができます。
日本は労働者の権利が強いので、仕事ができないという理由で首にはなりません。

しかし、このメリットをフルに享受できるのは、超上位層のサラリーマンか、超下位層のサラリーマンです。

超上位層は、決裁権があり会社のお金や人材を動かせるので、その力を頼る人が集まりさらに出世していきます。
超下位層は、仕事ができなくてもぶら下がっているだけで給料がもらえるので、上手にサボります。

大多数の中堅サラリーマンは、超下位層に働きの悪さをカバーしながら抑えられた給料で働いているのです。

サラリーマンは安定している、は勘違い

サラリーマンの平均給与は、1998年から2008年まで465万円から430万円まで下降しています。
その後2018年までに441万円と回復していますが、20年前と比べれば緩やかに下がっていることになります。

安定していると言えばしているのですが、安定しつつ緩やかに下がっているのです。
極めつけは現在のコロナ禍です。飲食業界や旅行業界は大打撃を受けています。

誰も言わないお金持ちの仕組み

資本主義とは、社会主義のように思想家の理念や理想から生まれた仕組みではない。
あれこれ制約されずに自由に商売をして、稼いだ利益で暮らしを豊かにしたいという人間の欲求から生まれた仕組みだ。

資本主義はお金で評価される世界

お金から目を背けるから貧乏になる

お金で評価されるわけですから、お金持ちは資本主義社会の勝利者です。
人は皆、勝っている人と仕事をしたい。すると自分も勝っている人にあやかり勝てるチャンスが増えるからです。

世の中、金じゃない、やりたい仕事だからお金はあまりなくてもいい。という人もいます。
考え方は人それぞれですが、お金から目を背けたとたんに貧乏への道を歩みだすことになります。

リーマンショックで頑張る人を揶揄する風潮さえでき上っています。
それは結局、自分は頑張らなくてもいいという、合理的な理由を得たいだけです。

お金がすべてではない、という人は、お金のために頑張る人たちを揶揄することで、自分たちは正しいと自分に言い聞かせお金を稼ぐ努力から目を背けます。

資本主義の中では、お金を求めない生き方のほうが、実は不自然なのです。

お金のために頑張る、で何が悪いのか

GAFAをはじめとする世界的大企業群で働く優秀なエンジニアたちは、みんなお金のために働き、大きな収入を得ています。
特にインドは、カースト制度という身分制度があるため、下位層のエンジニアは大きな収入を得ることで人生の逆転を目指します。

日本では、お金のために頑張るのはけしからん、という謎の美学があります。

フリーランスにリスクはない

独立後の食いっぱぐれはない

フリーランスは、競争が激しい、仕事を取るのも、継続していくのも大変、というのは誤解です。
サラリーマンの方がよっぽど競争にさらされストレスが大きいです。

実際、フリーランスの世界は、無断欠勤、音信不通、納期を守れないビジネスパーソンとして成立しない人が多いのです。
中堅サラリーマンであれば、サラリーマン時代と同じ働き方をすれば、フリーランスの世界で充分生きていけます。

無理に働き方を変える必要はない

新しい事業を築くのであればクリエイティビティも必要ですが、フリーランスの仕事の多くは発注元から請け負うクライアントワークです。
上司から仕事を振られるか、クライアントから仕事を振られるか、ということで大きな違いはありません。

サラリーマン時代と働き方は変わらないのに同僚の超下位層サラリーマンのカバーをしなくていい分、給料に反映されます。
フリーランスは、ノーリスク・ハイリターンです。

それでもフリーランスは何の保証もないからやめた方がいいと、忠告されるでしょう。
しかしそれはフリーランスになる勇気がない人のたわごと。あなたが羽ばたこうとすることを引き留めているだけです。無視しましょう。

それでもフリーランスでうまくいかなかったときは

万が一、生活が立ち行かなくなっても、日本社会にはセーフティネットが充実しています。

雇用保険があるので、仕事が全く取れない期間は、失業保険でしのげます。
職業訓練のサポートで手に職をつけることができます。

再就職も有利

中にはフリーランスそのものに向いていない人もいます。
サラリーマンとして再就職を目指す場合、フリーランスでの経験はプラスにとらえてくれる可能性は高いです。

サラリーマンでは経験することないことを身につけたフリーランスは、市場価値が高まります。

少労所得を無限に増やす

r>g
ピケティが「21世紀の資本」で示した数式。

rは、資本収益率で、gは所得の成長率。
つまり、働くより投資をした方がお金が増える、お金持ちがさらにお金持ちになるということ。

不労所得ではなく少労所得を目指す

自分への投資にお金を回す。

若い人は、少額を投資に回すのではなく、まずは自分に投資をするのです。
年収を上げて十分な投資金額をつくれるようになってから投資を始める方がうまみがあります。

商流を上げて収入を増やす

お金にお金を稼いでもらって得る所得を、不労所得と言います。
実際お金持ちは、投資対象を選ぶときに多くの時間と労力を使います。

最大の利益を得るために慎重に検討を重ねます。決して「不労」ではありません。

ここでは、限りなく少ない労力で最大の利益を得る「少労所得」をいかに増やし続けるかという観点で話を進めます。

少労所得を無限に増やすとは、商流を上げる、ということです。
発注側に回ると他人の時間を使って自分のお金を生むことができます。

例えば動画編集の場合、
はじめはクライアントワークが中心となります。
クライアントが満足する仕事をしていると、次第に新規も増えてきます。

いずれ自分一人で抱えきれない案件が舞い込んでくるようになります。

その時に、今忙しいので、と断ってしまうのはもったいない。
自分の周りに信頼のおける仲間を作っておけば彼らに仕事を振り手数料を得ることができます。

単なる動画編集者ではなく「ディレクター」になるのです。

多くの仕事を請け負える仕組みを作り、受注する側から発注する側に回ることで「少労所得」を達成することができるのです。

キャッシュフロー・クワドラントに縛られるな

働き方は多様化している

「金持ち父さん貧乏父さん」では、働き方を4つに分類し、お金の稼ぎ方を整理しています。

E:従業員 自分の時間を対価として収入を得ているので自由な時間が少ない。人生の主導権なし。
S:自営業 自分の労働力を対価として収入を得ているので収入に限界がある。 人生の主導権あり。
B:経営者 ビジネスの権利収入を得ることができ、自由な時間は多い。人生の主導権あり。
I:投資家 自分が働くことなく権利収入を得ることができる。

現在は、この4象限に縛られる時代ではないと考えます。
従業員をしながら、副業として経営者にもなれますし、投資家にもなれます。

働き方ではなく商流を意識する

働き方が多様化している現在、Bになろう、Iになろうという発想ではなく商流を上げようと考える方が自然ではないでしょうか。

個人でクライアントワーカーとして働いているうちは、たとえ年収が3,000万円あっても、時間の切り売りの域を抜け出せません。
クライアントワーカーに発注することで労働時間は減り、収入は増えていきます。

おわりに

「お金がすべてではないだろう」
日本人にはよくある考えですが中国では考えられないそうです。

中国人には、お金を稼げないことは恥ずかしいことであり、自分より稼ぐ人に楯突く前に、相手より稼げるように努力するマインドが身についています。
お金を儲けている人が私欲に満ち満ちて行いが正しくない、わけではありません。

正当な方法でお金を稼ぎ、「お金」で評価される資本主義の世界をのびのびと、
悠々と生きていきましょう!

お花の定期便【Bloomee LIFE】

ABOUT ME
とおる
人生のいろいろな事情を経験してきた50代。 社会に出て、最初の20年はとにかくお金に無頓着。なぜ自分がこんなことになっているのかすらわからない状態。その後約10年、生命保険代理店で法人担当の仕事を週7日で勤務。多くの経営者と接するうちに、失敗の原因が見えてきて、ビジネス書を読み漁るようになる。時々、政治や歴史書を織り交ぜながら。