書籍の要約

誰にでもできるけれど、誰もやっていない年収1億円への習慣

年収は多ければ多いほどうれしいに決まっている。
自由にできるお金があればあるほど、欲しいものはすぐ買えるし、男であれば女性にもてる大きな要因でもある。(←ここだね)

では、どうやったら年収が増えるのか。
サラリーマンであったら出世して給与を増やし、起業したならば、利益を毎年増やしていけば役員報酬も増やしていける。

年収の指標は、まずは月額100万円の6桁であったり、年収1億円という区切りの額ではなかろうか。

『年収1億円になる人の習慣』山下誠司著(ダイヤモンド社)

著者は、19歳で年収180万円から美容師を始め、24歳の時に今のアースホールディングスCEO國分利治氏に従事する。

山下氏は24歳の時、当時、年収1億円だった國分社長に、どうしたら年収1億円になれるのかと問いかけたところ、
①10年間休みなく働く
②誰よりも早く出社する
③10年計画を立てる

この3つを守れば年収1億円になれると教わったとのことである。
そして、この教えを忠実に守り、6年で年収1億円の目標を達成したのである。

アースでは、この山下氏の行動が最高基準(ベンチマーク)とされ、山下氏のまねをできる後輩たちは、年収1億円の壁を突き破って行っているそうだ。
ちなみに、國分社長曰く「もし俺が山下の部下だったら逃げ出している」と言わしめるほどの基準らしい。

本書では、5つの習慣で構成されているが、「基本の習慣」から抜粋して紹介します。

仕事は「質」よりも「スピード」。「フライング」なら、なおよし

経験が浅くて未熟なうちは、「仕事が遅い」のはしかたがありません。けれど、「スタートが遅い」のは致命的です。
「仕事が遅いのは能力の問題」ですが、「スタートが遅いのは姿勢の問題」だからです。

スピードの速さは、本気度と情熱の表れと評価されます。
一流の人や社長は、たいてい「せっかちな人」が多いので、どんなにいい企画を出してもそれが遅いと、その時点でもう勝負になりません。

行動が先、考えるのはあと

以前、山下氏が、自身の経営する美容室の各店舗に向けて、「ヘアカラー回数券」の販促の仕方をレクチャーしたところ、
多くの店長が二の足を踏んだそうです。うまくできるはずはない、と。

しかし、新米店長であった某氏だけは、うまくいくかはわからないけどとにかくやってみよう、と行動に移しました。
結果は、アースホールディングス各店舗内の売上1位を獲得、今や8店舗、年商6億円、スタッフ100名を率いるFCオーナーになったそうです。

「行動する」ことによって、はじめて「正しく考える」ことができるのです。

会社まで「30分以内」で通勤できる場所に住む

「通勤時間は。0分が理想」だと考えています。
なぜなら、通勤時間は、非生産的な時間であり、何も生み出さないからです。

20歳から60歳まで、1日3時間を通勤にあてたとすると、
3時間×365日×40年=43,800時間
43,800時間はちょうど『5年』だから、40年のうちの5年間は何も生み出さないことになる。

山下氏は上記のことを、当時の美容室の大物社長に教えられ、翌月会社の近く(徒歩7分)に引っ越しました。
問題は家賃です。今までは6万円だった家賃が、都心なので9万円に上がります。当時の給与は手取りで12万円なので残りは3万円。

しかし、この行動が先輩たちが本気で向き合ってくれるようになったのです。
また、遅くなってもすぐ家に帰ることができるので、食事に誘われることが多くなり、食費は浮くわ、当時の店長たちの経験を伺い、吸収することができたのです。

高くなった家賃は、自分への投資として大きな果実を実らせることができたのです。

「2時間前出社」は、億万長者の基本中の基本

どうして早起きすると、年収が上がるのか。以下は山下氏の経験則である。

早起きと年収(実績)の相関関係
①早起きをすると、「目的意識」が明確になる

はじめは早朝出社しても何をしていいのかわからなかったそうですが、何もしないのはもったいないと思い始め、掃除をしたり、チラシを配ったりと、時間の使い方を考えられるようになったそうです。

目的を明確にすると「時間をつぶす」のではなく「時間を利用する」と考え方がシフトチェンジするので惰性に流されなくなります。

②早起きをすると、朝の1時間で昼の「4時間分」の仕事がこなせる

朝の脳はフレッシュな状態なので仕事の効率が上がります。
また、昼間は来客があったり、電話がかかってきたりするので、自分の時間が奪われることがあります。

朝なら、誰にも邪魔されないので、仕事に集中できます。

③早起きをすると、「優越感」や「勝った感」が自信につながる

早起きしていると、それだけで頑張っている、やる気があると評価されます。
当初は、人に遠慮して思っていることを口に出せないタイプだったのですが、頑張っているという実感に後押しをされて、周囲に対して積極的に発言ができるようになったのです。

④早起きをすると、「理性的」に考えることができる

心理学では、午前中を「理性の時間」、午後を「感情の時間」と分類することがあります。
朝は理性的な会話ができるので、スタッフに注意を与えるときは、必ず「朝」の時間帯にします。
きつく叱ってもその日1日かけてフォローをすることができるので、感情的なしこりを翌日まで持ち越すことがありません。

午後6時以降は仕事の話をいっさいしない、と決めています。
社員と食事に行ったときは「夢」を語るようにしています。

「朝に現実を語り、夜に夢を語る」私の時間の使い分けです。

⑤早起きをすると、「2時間前出社」となり、「2時間残業」より「10倍」高い評価がもらえる

早朝出勤は、残業するよりも周囲に対する「アピール力」が高いです。
早朝のJR新橋駅前で、シャンプーのワゴン販売をしたことがありました。

1本も売れなかったのですが、美容ディーラの社長が偶然通りかかり声をかけてもらいました。
この件がうわさとなり、アース銀座店の店長はすごいやつらしい、と評判になりました。

事実より10倍くらい話が盛られていたのですが、これが就業時間中であれば、うわさにはならなかったでしょう。

⑥早起きをすると、仕事が「好き」になる

好きだからこそ仕事に集中できるのではありません。
長時間働くからこそ、その仕事を好きになるのです。

世の中が動き出す「朝9時」までには、「1日でいちばん大切な仕事」が完了していて、その達成感を味わいながら、朝9時以降を、ゆとりある気持ちで過ごすことで、余裕を持って、その他の業務をこなすことが可能なのです。

山下氏のすごいところは、一流の人が教えてくれたことを、疑いなく、すなおに実行していることである。
一流は一流たるゆえんがあるので、自分で模索するより、すなおに自分に取り入れ、習慣にした方が早く成長していくのである。

本書を通して、成功者をまねして成功した人をまねてみたらいかがでしょうか。

アイキャッチ画像:O-DAN

ABOUT ME
とおる
人生のいろいろな事情を経験してきた50代。 社会に出て、最初の20年はとにかくお金に無頓着。なぜ自分がこんなことになっているのかすらわからない状態。その後約10年、生命保険代理店で法人担当の仕事を週7日で勤務。多くの経営者と接するうちに、失敗の原因が見えてきて、ビジネス書を読み漁るようになる。時々、政治や歴史書を織り交ぜながら。