ファイナンス

持ち家と賃貸住宅どちらがいいのか 永遠のテーマではない

賃貸住宅のほうが良い。

親から受け継いだ等の、持ち家があるというのは別の話で、これから住宅ローンを組んでマイホームを買おうというのはやめたほうがいいという話。

なぜなら持ち家のほうがリスクが大きい。

画像:かわいいフリー素材集 いらすとや

住宅ローンは25年から最長で35年で組むのですが、負債を長期にわたって確定させてしまうのです。逆に収入はいつリストラされるのか、会社が倒産してしまうのか、予測が難しく収入金額は予定であり、未定です。

昭和の時代ならともかく、今は5年10年先が見通せない。ましてや「コロナ禍」。中国がウイルス戦争を仕掛けているのかも知れない。 フランスまでが軍隊を派遣して訓練しているなんて誰が予測できたのか。そのくらい未来は見通せない。

そもそも30年先のことなど「神のみぞ知る」領域です。今80歳から90歳の人たちは住宅ローンを組んで完済できている人が多いですが、これは高度成長期という歴史的にも稀な時代に人生がはまったからこそ成し得たことです。こんな時代は2度と来ない前提で人生設計をする必要があります。

そもそも戦前(大東亜戦争ね)の庶民は、貸家が当たり前だったのです。戦争で街が焼け野原になったので政府は持ち家政策として、住宅ローンを作ったり税の優遇をしたらこその話です。

田舎はずいぶん前から空き家問題があるのですが、15年ぐらい前にそのことで国交省の課長補佐(キャリア組ね)と現状の視察と話を伺う機会がありました。その時に、もう新築して家を増やさなくても、ストックとしてある家の活用に政策転換したほうがいいじゃないかと訓を垂れたところ、税制が変わるので財務省が抵抗するだろうなあ、とのことでした。

話が少しそれました。

また、持ち家で怖いのは、ローンが払えなくなったときに売却ができるかということです。ローンの残債以上で売却できれば良いのですが、そもそも新築住宅は引き渡しが済んだ瞬間に価格が2割から3割落ちます。業者の儲け分が価格に乗っているのですね。

したがって充分な頭金を用意せずにローンを組んだ場合、ローンの残債よりも建物の価格が低いという現象になっています。企業でいう債務超過に陥ったことになるのです。

持ち家派の言い分として、賃貸では永遠に家賃を支払い続けなくてはならない、持ち家はローンが済めば資産となる、と反論する人がいます。

賃貸であれば収入に合わせて引っ越せばよいことです。ローンが済んでもそのころにはリフォームや修繕費用が発生するでしょうし、最低限、固定資産税という家賃は発生しているのです。また中古物件の市場が小さい日本では築30年40年の家は土地だけの値段となります。そのころは土地の値段も下がると思ってたほうが良い。人口も減るし都心に住む必要がなくなるからね。

したがって庶民は住宅ローンを組んでまで家を持たない。親の家があるのであれば大切に使うことです。

持ち家は金持ちの道楽です。

ABOUT ME
とおる
人生のいろいろな事情を経験してきた50代。 社会に出て、最初の20年はとにかくお金に無頓着。なぜ自分がこんなことになっているのかすらわからない状態。その後約10年、生命保険代理店で法人担当の仕事を週7日で勤務。多くの経営者と接するうちに、失敗の原因が見えてきて、ビジネス書を読み漁るようになる。時々、政治や歴史書を織り交ぜながら。